書籍雑記

脳の分散系・集中系と、直感力

書籍

「直感脳」という本では、脳には「分散系」と「集中系」という2大システムがあると書かれています。

この2大システムを脳の神経ネットワークの
専門用語でいうと、「分散系」はデフォルトモード・ネットワークといい、「集中系」はセントラル・エグゼクティブ・ ネットワーク
といいます。

【分散系の働き】
何もしていない時に活発になり、過去の後悔や、将来の不安を感じやすくなる。「分散系」の過活動は、うつ病や不安障害、 注意欠陥障害などと関連がある。

【集中系の働き】
課題の遂行時に活発になり、計画、 意思決定、注意制御、短期記憶の処理などを司っている。

 

この本を読むまでは、「分散系」が活動している時は、あまり良くない状態だと思っていました。

しかし、この本によると、「分散系」が働いていると直感力が働き、優れた意思決定や創造性に繋がるそうです。

これは脳の広い範囲に蓄えられた記憶(無意識の中ある記憶)にアクセスしやすくなり、思わぬ記憶どうしが結びついて、新たなものの見方や新たな発想が生まれてくる可能性が高くなるから。

逆に「集中系」が働いていると、広い範囲の脳に蓄えられた記憶にアクセスしにくくなります。

「分散系」も「集中系」も偏ることが良くなく、バランスを取ることが大切らしいです。

以前、脳ついて学習したとき、セイリエンス・ネットワークという神経ネットワークについて知りました。

【セイリエンス・ネットワークとは】
「分散系」と「集中系」の切り替えを担う神経ネットワーク。 外界から刺激を受けると適切な行動を取るために、必要な部位に命令を送る司令官のような役割を果たしている。

 

マインドフルネスを実践しているとSNが活性化し、「分散系」と「集中系」の切り替えが上手にできるようになるようです。

マインドフルネスは、技術的にはヴィパッサナー瞑想です。

 

【ヴィパッサナー瞑想について】
対象を定めず、人間の内側を意識して、あるがままの体と心の変化を観察する方法。瞬間、瞬間に意識に浮かんできたあらゆる事象をそのまま知覚し、観察していく。

 

ヴィパッサナー瞑想は、一つのことに集中しながらも周りのことも見えている状態です。

この状態をオープン・モニタリングといいます。

ここは、自分の憶測ですがヴィパッサナー瞑想は、「集中系」を使いながら、「分散系」も使っている状態なのかもしれません。

一つ注意として、ヴィパッサナー瞑想だけだと片手落ちで、止観の止の部分のサマタ瞑想とセットになって初めて意味があります。

※止観とは、「止(サマタ瞑想)」と「観(ヴィパッサナー瞑想)」という二つの瞑想法の総称

【サマタ瞑想について】
何か1点に意識を定め、集中する瞑想のこと。人間の外側を意識して、心を止める。対象となるものは瞑想によって様々ある。

 

ここで直感力の話に戻ります。

直感力には、「分散系」の働きが重要ですが
ここが活動していると、過去の後悔や将来の不安を感じやすくなります。

そこで、「直感脳」の中には、直観を得るためにできることの一つとして、五感を活用することが良いと書かれています。

 

ここからは、過去に嗅覚や香りについて
学習したときの情報です。

五感には、視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚があります。

その中の1つ、嗅覚だけは本能を司る脳の「大脳辺縁系」と直結していて、他の4つの感覚は
理性を司る脳の「大脳新皮質脳」に伝わってから、「大脳辺縁系」に伝わります。

そして、本能を司る脳の「大脳辺縁系」には、「扁桃体」があります。

【扁桃体とは】
「情動(感情)反応の処理」と「記憶に主要な役割」を持つ原始的な器官で、主に不安や恐怖を感じる際に活性化する

 

香りをかぐと、0.2秒以下で扁桃体に情報が届き、「快」か「不快」かの判断を理性の損得勘定抜きにアウトプットしてくれます。

嫌な気分になっている時、扁桃体は「不快」のシグナルを出しています。

無理やり、いい気分にしようとしても難しい状態です。

しかし、自分の好きな良い香りをかぐことで、一瞬で扁桃体を「快」にして、脳をコントロールすることができます。

「大脳辺縁系」には他にも、記憶を司る「帯状回」や「海馬」があるため、自分の好きな良い香りをかぐことで、思わぬ記憶どうしが結びついて、より良い直感を得ることに繋がっていくのではないかと考えます。

それと、「直感脳」の中には、絵画などのアート鑑賞も直観を得るために効果的であると書かれています。

アートは、脳全体に蓄えられた言語化できない意味知識を揺り起こし、それらを結びつけて、直観をもたらす重要なきっかけとなります。

アートから直観を得るためには、「眺める」のではなく、分散系が活性化するまで、ゆっくりと時間をかけ、「鑑賞」あるいは、「観察」することが重要になるそうです。

そこで早速、名古屋にあるマルエイガレリア内の無印良品で開催されている「アール・ブリュット展」で、アートを鑑賞・観察してきました😆

 

 

分散系が活性化されたかは分かりませんが、とても癒やされて良かったです☺️

なしお

"なしお"という名前は、このブログを作る時に命名しました。命名の由来は、「スキルなし、経験なし、人脈なし、学歴なし、コミ力なし」ということで"なしお"です。当時の僕には、何もないと思ってたので、"なしお"という名前を自分に命名しました。
そして、"ない"を、"ある"に変えていく・気づいていくための、"なしお"の奮闘をこのブログに記していきます。その中で、他の誰かに、お役に立つ情報が少しでもあれば幸いです。

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