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30代男性の僕が漢方薬局へ行ったことで、過活動膀胱が改善した話

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30代でまだ若いはずなのに、急な尿意でトイレに間に合わず漏らす。毎日夜中にトイレで2,3回起きる。病院へ行っても治らず、原因さえよく分からない。1年以上このような尿トラブル(頻尿や尿意切迫感、切迫性尿失禁)に悩まされてきました。

しかし、漢方薬局へ行ったことをきっかけに過活動膀胱が大きく改善されたので、その経緯をこれから話します。

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僕の尿トラブルには以下のような症状がありました。

【具体的な症状】
・起きている間に10回以上はトイレに行く(昼間頻尿)
・夜中に毎日2,3回トイレで起きたりする(夜間頻尿)
・急に我慢できない程の尿意に襲われる(尿意切迫感)
・我慢できずに漏らす(切迫性尿失禁)

実際、3回ほど漏らしました。ちょい漏らしは、漏らしたうちに入れていません(笑)

当初は泌尿器科の病院に行きました。
その時に尿検査や超音波などの検査を受けましたが、異常は見当たらなく、過活動膀胱と言われました。

※過活動膀胱とは、尿が十分たまっていなくても、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気。その結果、「トイレが近い」(頻尿)、「急に我慢できないような尿意が起こる」(尿意切迫感)といった症状が表れます。詳しいメカニズムはよく分かっていないらしが、加齢や精神的ストレスではないかと言われています。
参照:過活動膀胱について

 

その時に膀胱の過剰な活動を抑える薬をもらい、少しは良くなった気はしましたが、相変わらず、尿トラブルの状態が続いたまま。もう一度、泌尿器科の病院へ行っても、同じ薬を貰うだけ。
食事や生活習慣を改善していけば、そのうち良くなるだろうと思っていましたが、慢性的な肩コリや腰痛、疲労感はなくなったものの、尿トラブルだけは改善されません。

 

そこで、いろいろ調べ、未病ではないかと考えました。

※未病とは、まだ病気にはなっていない状態であるが、何らかの継続した自覚症状があること。

 

そして、今の自分に必要な治療は西洋医学ではなく、東洋医学ではないかと考え、漢方薬局へ相談しに行くことにしました。

※東洋医学は、人それぞれの体質や心身の状態などに合わせ、自然治癒力を利用し、体の不調を内側から根本的に治す治療法で、未病に対しての治療に効果的である。東洋医学については、以下の書籍を参考にしました。

 

しかし、物事はそんなに思うようにはいかず、一つ目の漢方薬局では治りませんでした。一向に治る気配がないので、不安感やストレスもだんだんと増加。
不安感からネットで色々と調べてしまい、一時は腎臓が悪いのではないかと考え、腎臓内科にも診察へ。
そこでは、「単なる水の飲み方(飲み過ぎなど)の問題ではないか」と言われました。「単なる水の飲み過ぎで、思い悩むほどの頻尿になるのかい!」とツッコミたくなりましたが、腎臓内科の先生にそう言われ、とりあえず安心したことも(笑)

 

一つ目の漢方薬局では、中々治らないので、別の漢方薬局に行くことにしました。
一つ目の漢方薬局は色んな測定機器を使い、診断してくれるお店でしたが、今回は測定機器に頼らず、長年の経験と知識で診察してくれそうなお店に行くことに。

 

その選んだお店は、一応Googleマップには表示されていたり、ホームページがあったりはしますが、ホームページは簡単なお店の紹介と先生の写真が大きく掲載されているだけのシンプルなもの。その先生の写真が『長年の経験と知識で診察しますよ』というような感じだったので、そこにしました(笑)

 

実際に行ってみると、一見ただの民家に思えるような家に、漢方薬局という看板があり、入ってみるとホームページにあった写真の先生が!
中に入り早速、「頻尿に効く薬を探しにきました」と伝えると、問診が始まりました。

 

問診では、今までの自分の病歴や怪我、風邪の引き始めの症状(鼻水、喉の痛み、熱など)、親の性格、親の病歴、排便具合など色々聞かれ、最後に舌診を行いました。以前の漢方薬局では舌診は行いません。漢方薬局でも舌診を行う所と行わない所があるようです。

参照:舌診について

 

診察が終わり、「煎じ薬とエキス剤どちらがいい?」と聞かれ、煎じ薬がイマイチ分からず、頭にクエッションマークを浮かべていると「煎じ薬のが効きはいい」と言われたので、煎じ薬にしました。こちらも以前の漢方薬局とは違い、ここは煎じ薬の選択肢もあるようです。以前の漢方薬局もあったかもしれませんが、煎じ薬のことは一度も聞きませんでした。

参照:煎じ薬とエキス剤の違いについて

ちなみに上記のサイトに『「煎じ薬」を調合して出すところには、漢方に詳しい専門家がおり、証の「診立て」も確かであると考えて信頼して良いと思います。』と書かれていました。

 

 

薬はすぐに出来ないようなので、診察が終わって3時間後に取りに行きました。薬を取りに行った際、自分の症状について聞いてみたところ、腸が弱っているとのこと。便が毎日出ていても腸が弱っていることはあるらしい。

あと、体の奥深くが冷えているので、体を温める根菜類や生姜などの薬味を食べるといいとアドバイスされました。先生曰く、土の上で育つ食べ物は体を冷やすものが多く、土の下で育つ根菜類などの食べ物は体を温めるものが多いらしい。

 

他には、夏の冷房には気をつけたほうがよく、特に寝るときは体が無防備になるので、なるべくエアコンの風が当たらない所で寝て、起きる1時間前にはエアコンが切れるようにタイマーをセットしたほうがいいと言われました。夏場は一晩中エアコンをつけっぱで、エアコンの風が直で当たる所で寝ていたな(〒﹏〒)

 

 

薬は10日分もらい、次の日に早速、煎じ薬を煎じてみました。
下の写真は実際の煎じ薬です。

 

 

煎じ方は鍋に煎じ薬と水600ccを入れ、沸騰したら弱火で30分〜40分ほど煮出し、水が半分くらい(300cc)になったら、煎じ薬を取り出します。

 

 

煎じ薬のカスは、スプーンで押しつけ煎じ液を絞り出しました。煮出したものを取り出してみると中身が見え、中には薬草的なものが沢山入ってました。

 

 

できた煎じ薬は、1日で3回にわけて、食前に飲みます。

 

 

温かい状態のが薬が効きやすいということなので、会社には保温性のある水筒に入れて持っていき、夜はレンジで少し温めてから飲みました。
飲んだ感想としては、薬味的な辛さがあり、美味しくはないですけど、飲めないほど不味くはないです。

 

そして、これを10日間飲んだ結果、なんと夜中にトイレに行く回数が劇的に減りました。
毎日、夜中に2、3回はトイレで起きていたのが、2週間に1回ほどに激減。薬が切れても、トイレに行く回数が増えることはなかったです。

また、日中のトイレの回数と、尿意切迫感も減りました。

 

あの薬の効きで症状が回復したのは確かですが、他にも先生のアドバイスに従って、体を冷やさないように冷たい飲み物は極力控え、体を温める食材を積極的に摂り、腸に良い生活を心掛けたことも良かったと思います。

 

そして、これまで「自己肯定感の低さからくるストレスを減らす努力」や「食習慣・生活習慣の改善」、「筋トレによる筋肉量アップ」も行っていたので、薬による効果が大きく現れたと考えています。

 

毎日、夜中にトイレで起きることがしんどかったので、それが改善され、本当に嬉しい!!
まだ、日中のトイレ回数は普通の人に比べて多く、夜中に起きることもあり、完治とはなってないので、これからも油断せずに、規則正しい食習慣・生活習慣を心掛けていきたいと思います。

 

【追記】
二つ目の漢方薬局へ行ってから半年、油断せずに規則正しい食習慣・生活習慣を心掛けたかいもあり、完治と言っていいほどになりました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
このブログの件に関して、何か質問がありましたら、気軽にお問い合わせください。

鈴木達也

デスクワークや立ち仕事、多忙な業務で疲労感が溜まった人に。身も心も健康になる、疲労回復のコツをお届け。|サラリーマン&二児の父|過活動膀胱などの様々な症状で病院通い→健康について学ぶ→食習慣・生活習慣の改善→疲労回復インストラクター(有資格者)になる|楊名時太極拳・農業に挑戦中

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