疲労

自律神経とは?自律神経が乱れる原因と乱れを示すサイン

疲労

自律神経とは?自律神経が乱れる原因と乱れを示すサイン

 

疲労と密接な関係にある自律神経。
疲労の原因となる活性酸素を発生させないためには自律神経を整えることが大切です。

そこで今回は、自律神経について紹介します。

 

自律神経とは?

体を正常に動かすための、司令塔のような神経。体を安定した状態に保つために、常に働いている。

運動を始めると、心拍数が上がり、呼吸が大きくなる。また、体温の上昇を抑えるため発汗する。これは、自律神経の働きによるもの。

 

自律神経が乱れるとは?

自律神経には、血圧を上昇させたり心拍を速めたり、体が活動状態の時に作用する交感神経と、血圧を下降させたり心拍を遅くしたりする、体が休息状態の時に作用する副交感神経がある。
交感神経と副交感神経が、本来それぞれ優位に働かなくてはならない時に、うまく働かない状態のこと。例えば、夜が更けていくにつれて、本来、副交感神経が交感神経よりも少し優位になって、体を休めなくてはならないのに、交感神経が優位なままといった状態。

自律神経のバランスが乱れる原因としては、体の不調、ストレス、緊張、環境の変化などがあります。

 

自律神経の乱れを示すサインは?

□肩こりや腰痛が中々治らない
□頭痛。胸焼け、満腹感を生じる
□下痢、便秘
□夜に眠れない
□めまい
□手足の冷え

なぜ、このような症状が現れるのか?
■肩こりや腰痛が中々治らない
■頭痛
疲労やストレスが溜まり、交感神経が優位な状態が続くと、筋肉は緊張状態になる。すると筋肉が強張り、体がゆがみ、肩こりや腰痛になって現れる。また、首の筋肉や頭蓋骨を包む筋肉が疲労し緊張することによって、頭痛を引き起こすことがあります。
こうした自律神経が原因の痛みは治りにくいので、適切なボディケアを行い、慢性的な筋肉の緊張状態を軽減することが必要です。

■胸焼け、満腹感を生じる
■下痢、便秘
自律神経の乱れによって、胃腸の働きが弱まっていると考えられます。
特に小腸と大腸は、多数の神経細胞によって形成されており、脳にも影響を与えることもあるので、生活習慣や食事を見直す必要があります。

■夜に眠れない
睡眠時は本来、副交感神経が優位でリラックスしているものですが、交感神経が優位になっていると、覚醒状態が続き、入眠しにくくなってしまいます。眠れない状態が続くと、睡眠中に働く疲労回復システムが機能せず、不調をもたらします。

■めまい
自律神経の乱れによって、首や肩の筋肉が強張ると、耳の中の平衡感覚をつかさどる三半規管が不調をきたし、めまいを引き起こす。めまいと共に耳鳴りのような症状も現れることもある。

■手足の冷え
夏の暑い時期でも手足が冷える、あるいは冬の暖房の近くにいても手足が中々温まらない。自律神経が乱れると、体温調節がうまくいかなくなります。これは、自律神経の乱れにより、活性酸素が増え、細胞内のエネルギー工場といわれるミトコンドリアが傷つき、熱となるエネルギーの生産が減ってしまうと考えられます。

 

まとめ

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、そのバランスが乱れると様々な症状となって体に現れます。

 

鈴木達也

デスクワークや立ち仕事、多忙な業務で疲労感が溜まった人に。身も心も健康になる、疲労回復のコツをお届け。|サラリーマン&二児の父|過活動膀胱などの様々な症状で病院通い→健康について学ぶ→食習慣・生活習慣の改善→疲労回復インストラクター(有資格者)になる|楊名時太極拳・農業に挑戦中

鈴木達也をフォローする
タイトルとURLをコピーしました