先日、僕のブログの「30代男性の僕が漢方薬局へ行ったことで、過活動膀胱が改善した話」という記事を見て、「漢方薬局の名前を教えてほしい」というお問い合わせがありました。
以前にも、Twitterで「過活動膀胱が改善した」という内容のツイートをしたところ、どうやって改善したのかを色々聞かれたことも。
※過活動膀胱とは、尿が十分たまっていなくても、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気。詳しいメカニズムはよく分かっていない。
過活動膀胱って、夜間にトイレで何回も起きたり、急に我慢できない程の尿意に襲われたり、時には漏れたり・・・と、中々辛いんですよね。
しかも、詳しいメカニズムは分かっていない上、尿トラブルなので周りに相談しにくいなどもあり、精神的にきます。
そこで、僕が行った漢方薬局の紹介、そして、僕が過活動膀胱になった原因と対策をこの記事でまとめました。
過活動膀胱で困っている方が、少しでも参考になれば幸いです。
僕の具体的な症状
まずは、あなたと僕の症状を比較してみてください。似ているところが多ければ、参考になることも多いかと思います。
僕の過活動膀胱の主な症状
- 起きている間に10回以上はトイレに行く(昼間頻尿)
- 夜中に毎日2,3回トイレで起きたりする(夜間頻尿)
- 急に我慢できない程の尿意に襲われる(尿意切迫感)
- 我慢できずに漏らす(切迫性尿失禁)
過活動膀胱と同時期に出た症状
- 肩コリ
- 腰痛
- 二枚爪
- 割れ爪
- 疲れやすい
過活動膀胱の前に出た症状
- ウイルス性いぼ
- 口角炎
元々の体質
- 末端冷え性(更に酷くなった)
- 乾燥による痒み
便の状態
- お団子コロコロした便が合体したような便
心の状態
- 憂鬱な気分になることが多い
- イライラすることが多い
- 漠然とした不安感
- 悲観的
改善前後のBMI値と血圧
【改善前】
BMI値︰17.57(身長︰167㌢、体重︰49㌔)
血圧︰最低50・最高80
【改善後】
BMI値︰19.36(身長︰167㌢、体重︰54㌔)
血圧︰最低57・最高91
BMI値は18.5〜25が標準なので、改善前は痩せすぎですね。朝食をしっかり食べ、筋トレをしたことでBMI値が標準範囲に入りました。
血圧については常に測っていた訳ではないので、たまたま改善前は低かっただけなのかもしれません。
過活動膀胱になって、辛かったこと
僕が過活動膀胱になって、辛かったことも紹介します。
- 夜中に何度もトイレで起きて、熟睡できない
- アンパンマンミュージアムで漏らす
- 遠出が怖くなる
- 歩いて1分の所にトイレがあっても間に合わず
- 深刻な病気を想像して不安になる
尿トラブルは恥ずかしさもあり、周囲に中々言えません。そうなってくると、自分だけ何でと、視野が狭くなり、気分が落ち込んできます。僕の辛かった経験を共有することで、自分だけじゃないんだと思ってくれれば幸いです。
訪れた病院・漢方薬局
- 泌尿器科
検査方法︰尿検査、超音波検査、レントゲン
検査結果︰問題なし - 腎臓内科
検査方法︰尿検査
検査結果︰問題なし - 漢方薬局一軒目
検査方法︰細かい問診、血流・血圧測定、体組成測定、チャクラ(オーラ)測定、経絡測定
検査結果︰五臓全体が弱っている(特に「腎」「脾(腸含む)」の機能)、体脂肪量・BMI値が低い - 漢方薬局二軒目(治源堂漢方薬局)
検査方法︰細かい問診、舌診、脈の測定
検査結果︰腸が弱っている、体の奥深くが冷えている
同じ漢方薬局でも、一軒目は全て機械による検査、二軒目は機械は使わず先生の目や手などによる検査でした。
一軒目の漢方薬局では、薬を貰うのと同時に生活習慣改善のアドバイスもいただきました。そのアドバイスや健康に関する書籍・ネットの情報を参考に、生活習慣の改善に取り組みました。そして、二軒目の漢方薬局の先生が処方した薬で過活動膀胱が改善。
生活習慣の改善もあり、二軒目の漢方薬局の薬がなくなった後でも、症状が表れなかったのかなと思います。
【治源堂漢方薬局の詳細】
二軒目の漢方薬局である「治源堂漢方薬局」の詳細です。
愛知県安城市にある漢方薬局で、こちらで僕の症状・体質にあった薬を頂きました。
ここの先生は、「新しい生き方と古代の叡智」という本を出しておられます。
素晴らしい内容だったので、一部抜粋いたします。
その幸福という基礎をとりもどすには、「内外の自然を敬い、その躍動と平安を感じ、楽しむ意識と力、観察を大切にした生活習慣の復活」がその決め手になるのではないでしょうか。
しかし、それは本当に優れているのでしょうか?
1回の訪問で出された薬を飲み続け、それ以降、1年程は症状は出ていませんでした。
しかし、ある時また夜間にトイレに行くようになったので、こちらには2回訪れています。夜間にまたトイレに行くようになった原因は、自分なりに分かっているので、また後で解説します。
【薬の種類】
1回目は煎じ薬、2回目は粉薬を頂きました。
どちらも朝昼晩の10日分です。
僕が過活動膀胱になった原因
次に僕が過活動膀胱になった原因を分析しました。
主要因は、漢方薬局の先生に言われたように、腸の不調(弱っていた、冷えていた)ことだと考えています。
腸は、脳や心臓、肝臓、肺、脾臓、腎臓、副腎など多くの臓器とやりとりをして、連携しています。
特に脳とは、自律神経や神経伝達物質を通して、「脳腸相関」という関係に。自律神経のバランスが乱れたり、脳がストレスを感じると腸内環境が悪化。反対に、腸内環境が悪くなっても自律神経のバランスが乱れたり、脳に影響しやすくなります。
腸と自律神経の関係について、「新しい腸の教科書 健康なカラダは、すべて腸から始まる」より以下抜粋
ところが、ストレスや不摂生などによって、 自律神経のバランスが崩れると、腸管の動きを正常にコントロールできなくなります。』
僕が過去に書いた「自律神経」に関する記事も参考にしてみてください。
僕は過活動膀胱以外にも数多くのカラダの不調がありましたが、今となってはそれらも腸の不調が引き金となったのではないかと考えています。
僕の生活習慣改善
ここでは、僕が取り組んだ生活習慣の改善を紹介します。(二軒の漢方薬局のどちらの先生にも、腸が弱っていると言われたので、腸を整える習慣を中心に紹介)
改善前の「腸に悪い習慣」
まずは生活習慣改善に取り組む前の、僕の「腸に悪い習慣」を挙げます。
- 会社の食堂では揚げ物中心
- 甘い食べ物やアイスをよく食べる
- 睡眠が6時間未満
- 夏の睡眠時、クーラーが直接当たるところで寝る
- お風呂はシャワーで済ますことが多い
- 朝食は少なめ、もしくは食べない
- 夕食をお腹いっぱいに食べる
僕が実践している「腸に良い習慣」
次に、僕が実践している「腸に良い習慣」です。
- 朝食をしっかり食べる
- 夕食を少なめにする
- 湯船に浸かる(夏でも)
- 腹巻きをして寝る
- 水をたくさん飲む
- 食事を腹7分目にする
- よく噛んで食べる
- 食べる順番を意識して食べる
- 米はなるべく冷やして食べる
- 朝日を浴びる
- 積極的に歩く
- 休日も平日と同じ時間に起きる
- ストレッチをする
- 姿勢を正す
- 呼吸法をする
- 瞑想をする
- 腹巻きをして寝る
- 起床後、歯を磨き、白湯を飲む
- 寝る前はなるべくスマホを見ない
腸に良いと言われている習慣は、これ以外にもありますが、僕が実際に実践できているのはこれぐらいです。
僕の食習慣改善
僕が腸のために「積極的に食べているもの」と、「控えているもの」も挙げておきます。
腸のために「積極的に食べているもの」
- 発酵食品
- 水溶性食物繊維の多い食べ物
- 温かい汁物(夏でも)
- アマニ油
- オリーブオイル
- オリゴ糖
- シナモン
- ヒハツ
- 生姜
- カレー粉(ターメリックなど)
- 純ココア
- ミックスナッツ
- 生卵
- もち麦
- 野菜全般
- 魚(特に小魚や青魚)
- 白湯(夏でも)
カレー粉などの辛味は、食事の最初の方に食べると腸に負担をかけるので、食事の後半に食べるようにしています。
腸のために「控えているもの」
- 揚げ物
- 加工肉
- 加工食品
- お酒
- お菓子やジュース全般
- 甘い食べ物や飲み物
- 冷たい食べ物や飲み物(夏でも)
- 食品添加物の多い食品
- 眠る8時間前のカフェイン
これらを習慣化することで、過活動膀胱以外の症状も無くなりました。
また、末端冷え性はまだあるものの、元々の体質だと思っていた乾燥肌もほとんど無くなったのは嬉しい効果です。
また夜間にトイレに行くようになった原因
過活動膀胱が改善して1年、尿意切迫感や切迫性尿失禁は完全になくなり、夜間にトイレへ行くこともほとんどありませんでしたが、またある時から、夜間にトイレへ行くことが、ほぼ毎日続くようになりました。
その原因は、流行りの16時間断食のため、朝食を抜いてしまったからです。しかも、朝食を食べない分、夕食を多めに食べ、いつも満腹状態に。
これはダメだと気づき、しっかりと朝食を食べ、夕食を少なめにしました。そして、また「治源堂漢方薬局」の先生の薬を服用することで過活動膀胱が改善。
改めて、先生が処方する薬の効き目の凄さを感じるとともに、朝食の大切さに気づきました。
朝食をしっかり食べると良い理由
朝食をしっかり食べると良い理由をまとめてみました。
①体内時計をリセットする
「血流がすべて解決する」より以下抜粋。
体内時計には、脳にある主時計と、全身にある末梢時計とがありますが、朝ごはんを食べると胃が動き出し、末梢時計がリセットされ一日のスタートがすっきりと切れ るようになることがわかっています。』
②大ぜん動が起こり、腸が活発に動く
「腸の冷えを取ると病気は勝手に治る」より以下抜粋。
なかでも、胃と小腸が空になっている状態で、胃に食物が入る朝食時には、いちばん起こりやすいのです。このタイミングを逃さずに、朝食(できれば温かいものを多く)をとって大ぜん動を起こせば、腸が活発に動いて温まりやすくなります。
③自律神経を整える
朝食を摂らないと、朝起きても自律神経が働きにくく、体はまだ寝ているような状態のままです。
朝食をきちんと摂ることによって、交感神経が優位になって日中に活動でき、その疲れを副交感神経が優位になる夜の睡眠で、回復させるという自然な生体リズムが整います。
④脳の働きが良くなり、体温が上がる
朝食でブドウ糖が吸収され、脳が活性化されます。
夕食を少なめにする(満腹に食べない)と良い理由
次に、夕食を少なめにする(満腹に食べない)と良い理由です。
①睡眠中に空腹状態だと、腸の大掃除が活発にされる
「血流がすべて解決する」より以下抜粋。
胃腸の掃除ができるようになるためのコツは、夕食を控えめにして、「小腹がすいたなぁ」くらいで眠ることです。』
②自律神経の負担が軽減される
消化吸収の際に胃腸の負担が増大すると、心拍数や血圧などの調整が必要になって自律神経を疲れさせてしまいます。
人間の食欲とは、必要な栄養を食べ物から摂取するためにも必要なもので、自律神経によって管理されています。もちろん、満腹になりすぎて胃腸の働きを活発にしなければならなくなることでも、自律神経が活動します。
つまり、自律神経を過剰に働かさせないためには、満腹になるまで食べてしまうことを避けたほうが良いです。
夕食に限らず、そもそも満腹に食べること自体NGですね。
参考になった書籍紹介
この記事を書く上で、参考になった書籍を紹介します。
「新しい腸の教科書」について過去に記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。
告知
最後に告知をさせてください。
僕は現在、「煙り仙人」が開かれている瞑想会をお手伝いしております。
瞑想は、ストレス緩和に非常に効果的で、自律神経を整え、腸の状態を良くすることにも繋がります。
過活動膀胱に腸の不調が関係なくても、ストレスの影響はあると思います。過活動膀胱になること自体、過大なストレスです。
最近、話題になることが多い「マインドフルネス」も、瞑想と大いに関連しているので、以下の記事を参考にしてみてください。
瞑想会は、愛知県安城市で開催しているので、もしお越しできる方は、是非おいでください。
瞑想会の案内は、煙り仙人のインスタ、もしくは、僕のインスタでご確認お願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
何かお聞きになりたいことがあれば、お問い合わせください。
1日でも早いご回復をお祈りしております。
"なしお"という名前は、このブログを作る時に命名しました。命名の由来は、「スキルなし、経験なし、人脈なし、学歴なし、コミ力なし」ということで"なしお"です。当時の僕には、何もないと思ってたので、"なしお"という名前を自分に命名しました。
そして、"ない"を、"ある"に変えていく・気づいていくための、"なしお"の奮闘をこのブログに記していきます。その中で、他の誰かに、お役に立つ情報が少しでもあれば幸いです。