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柿の栄養と薬膳的効果

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先週、柿農家をやっている高校の同級生から柿が届いたので、今が旬である柿の栄養について紹介します。

 

柿の栄養

 

柿には、βカロテンやビタミンCが豊富なので、風邪予防や老化防止になります。

ビタミンCの100mg当たりの含有量は、レモンやみかん、イチゴなどより多く、美容に効果的なフルーツとして有名なキウイと同じぐらい!
キウイなどの酸味がある食べ物はビタミンCが多いイメージはあるけど、柿に多いのは意外!

そして、柿の渋みの元となっているポリフェノールの一種のタンニンという成分は、血糖値上昇の抑制や二日酔い防止、下痢を緩和する効果がある。

しかし、タンニンは胃に結石を作る原因になったり、便秘になりやすいと言われているので、食べ過ぎには注意してください。
このタンニンは渋柿、甘柿どちらも同じくらいの量が入っています。

ちなみに干し柿にすると食物繊維の量が増えます!
糖質も同じように増えてしまいますが。

 

柿の薬膳的効果

次に薬膳としての効果・効能を紹介します。

 


【オススメの体質】
陰虚タイプ

【元気になる臓器(帰経)】
心、肺、大腸

【五味】
甘味

【五性】
寒性

寒性のため、体の熱をとって、体を潤す効果があります。柿のヘタや葉は漢方の生薬の原料に使われています。

※東洋医学では体質を6つのタイプに分け、体質によってなりやすい症状や対処法が決まります。
東洋医学で体を支える大切な3要素を「気」「血」「水」と呼ぶ。
そしてこの3要素の状態により虚証(不足している状態)と実証(めぐりが悪い状態)に分ける。
つまり、3つの要素と2つの状態で、体質タイプは大きく6つの性質に分かれます。
参照︰体質チェック(このサイトから自分の体質チェックができます)

※帰経とは、五味と対応した五臓六腑を示したもの。例えば、苦味は心と小腸が対応した臓腑になる。それぞれの味はそれぞれの臓腑を働きを助けます。
参照︰帰経について

※五味とは、食べ物の味を「酸味、苦味、甘味、辛味!鹹味(かんみ<塩辛い>)」の5つに分けたもので、味が持つ効果によっても分類されています。食材によっては複数の味を持っているものもあります。

※五性とは、食べ物が体を温めたり、冷やしたりする性質を、「熱性、温性、平性、涼性、寒性」の5つに分類したもの。
参照︰五味・五性について

※五臓六腑とは、東洋医学で体内にある臓器を表したもの。五臓には、肝・心・脾・肺・腎があり、六腑には、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(体内の空間)があります。東洋医学で臓と腑は、、臓器そのものではなく、臓器の動きも指しています。
参照︰五臓六腑について

 

柿レシピ

最後に食べ飽きてしまった柿のアレンジレシピを紹介します。

それは焼き柿!
ただ柿をトースターで焼いただけのシンプルなものだが、とても美味しい。

こちらが焼いていない柿。

 

こちらがトースターで焼いた柿。

 

トースターで焼くことで中はトロトロになり、まだ白くて硬い柿でも熟したような柿になります。

柿に多く含んでいるビタミンCは熱に弱いので壊れてしまいますし、AGEが増えてしまうので、健康的にはオススメはできませんが(笑)

ちなみにお皿の上に柿の横に並んでいるのは、オバケの見た目をしたアップルパイです。

写真を撮った日がハロウィン当日の朝だったので、妻が作ってくれました!
これもとても美味しかったです!

 

参照︰焼き柿レシピ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

鈴木達也

デスクワークや立ち仕事、多忙な業務で疲労感が溜まった人に。身も心も健康になる、疲労回復のコツをお届け。|サラリーマン&二児の父|過活動膀胱などの様々な症状で病院通い→健康について学ぶ→食習慣・生活習慣の改善→疲労回復インストラクター(有資格者)になる|楊名時太極拳・農業に挑戦中

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